
こんにちは、フィッシュリップルでマーケティングと広報を担当しております小津です。 2月目前で寒さが一気に増して、外に出るのが億劫になりますね。 私の最近のマイブームは電気ストーブの前でアイスを食べながら韓国ドラマを見ることです(笑)。皆様は最近のマイブームなどありますか?
突然ですが、”Pinterest”というプラットフォームを耳にしたことはありますでしょうか?小津自身も最近引っ越しをしまして、インテリアの参考によく利用しております。 今回は2021年6月にできた”Pinterest広告”についてお話しようと思います。
目次
1. Pinterestとは

今ミレニアル世代世代からZ世代に注目されている「ビジュアル探索型」のプラットフォームです。他のプラットフォーム(例えばInstgramは過去の出来事を投稿したり、今現在バズってることを共有するTwitter)とは違い「未来型」のプラットフォームです。Pinterestユーザーのほとんどがこれからの未来の計画に役立てるためにpinterestを利用します。例えば、私のような新居に引っ越した時のインテリアのデザインの参考を探したり、髪型を変えたいためにヘアデザインの参考にしたり、、、使い方はグルメ、ファッション、ビューティー様々です。また、ユーザーは自分のIdeaや他のWebサイトやSNS上から引っ張ってきたIdeaを自分のボードにまとめて他のユーザーに共有することもできます。いわば公開式(非公開も可)コラージュブックですね。
月間アクティビティユーザー数は全世界で4億人、国内では870万人とされています。国内ユーザーでは女性ユーザーが57%で40代〜20代が多い傾向です。(pinterest公式サイトより)
2. Pinterest Ad(広告)とは

日本では2021年6月に配信が開始したpinterest上で広告ができる「Pinterest Ad」Pinterest 広告では3つの配信目的に5つのキャンペーンがあります。

1.ブランド認知度(認知度を高める):広告表示課金(CPM)
2.動画視聴回数:視聴課金(CPV・動画を2秒以上視聴した場合に課金)
3.比較検討(広告のピンクリック数を増加させる):クリック課金(CPC)
4.コンバージョン数(サイト上での購入、登録などのアクションを促進さセル):平均CV単価
5.カタログ販売(検討段階のユーザへサービスを紹介):平均CV単価(CPA)
入札方法は「自動」と「カスタム」があり、「自動は」はPinterest側で入札単価を自動で最適化されます。
【ターゲティングも比較的細かく設定ができます。】
①属性:性別/年齢/エリア/言語/デバイスからオーディエンスを絞り込める。
②インタレスト:特定のトピックに関心のあるユーザーにリーチできます。
③キーワード:Pinterest上で検索するキーワードからターゲティング、特定キーワードの除外が可能。
④拡張:②と③で設定したものと似ている検索をするユーザーにも、自動的にリーチできる。
⑤オーディエンス:Websaitoに訪問したユーザーや自分のPinterestコンテンツにアクションしたユーザー、既存の顧客リストからターゲットを絞る
⑥アクトアライクオーディエンス:⑤で設定したのと類似ユーザーへの配信が可能
3. 特徴(メリット・デメリット)

次は簡単にメリットとデメリットを紹介いたします。
【デメリット】
・国内ユーザー数は他のプラットフォームと比べると少ない。
・PinterestAdは配信開始したばかりなので運用事例が少なく費用対効果や運用方法が手探り状態。
【メリット】
・男女比率が女性57%、男性43%と女性に向けた広告を出しやすい。
・配信開始したばかりのため競合相手が少ない
・画像と動画メインの自然な投稿のため広告かんが巣なくなり、クリックしてもらいやすくなる。
・Pinterestにおける検索の97%が”非”氏名検索なため、購入検討の初期段階にいるユーザーがにアプローチできる。
4. フィッシュリップルが考えるpinterst広告を使った戦略

pinterestでは先ほどお話した通り「ビジュアル探索型」のプラットフォームなため、企業が自社の様々なアイテムを投稿しユーザーがそのアイテムを目にし→求めていたIdeaに近いものを保存する→クリップしてあるホームページを訪れる→商品購入に繋げる。というプロセスを作りやすいと考えております。
またpinterestユーザーの97%が「非指名検索」のため、検索結果には大小企業が並びます。競合に大企業がいる中小企業や個人事業の方が広告を出すとなるとやはり上位検索に入り込むのは至難の業です。それに比べてpinterest広告では大小企業が同時に検索結果に並ぶため他のプラットフォームに比べて優位に広告からコンバージョンに繋げることができます。
特にpinterest広告ができたばかりということもあり、競合他社の少なさやクリック単価を抑えての広告出稿も可能なためGoogle広告やFacebook広告はレベルが高いな、と思うブランド様にも気軽に始めていただけるのではないでしょうか。
実際にフィッシュリップルがpinterest広告運用を行った上でポイントとなる点を3点紹介いたします。
【一つ目はターゲティングの範囲はあえて絞りすぎない】
オーディエンスからいろんな条件でしっかりターゲットを絞ってアプローチできる力がある他のSNS広告とは異なり、pinterest広告は広く新規ユーザーにアプローチできるのが1番の魅力といってもいいと考えております。以下は実際に弊社で運用したものですが、新規ユーザー率が97.7%(新規ユーザー1,781÷ユーザー1,823)となっております。

参考資料)【Google Analytics】Pinterest広告実施による新規ユーザー数
期間:2022年12月
業種:インテリア・リフォームショールーム
先にお話しした通り、pinterest広告にも複数のターゲティングの方法があります。商圏が限られる商材の広告ですと、属性は絞っていく必要がありますが、他ですと「インタレスト」を浅めに設定する程度がおすすめです。あまり多く細かく項目を設定すると、広告の露出機会を失ってしまいます。Pinterest広告では、ターゲティングより、ターゲットに響くクリエイティブの改善をしてクリック効率をあげていく運用がコツなように思います。
【二つ目はクリエイティブの重要性】
pinterestユーザーはアイデアを画像から探します。とにかく画像を見ます。要するにクリエイティブが命です。その写真にどれだけIdeaやアイテムの良さを載せて伝えさせて、リンクページに飛ばせるかがキーとなります。クリエイティブ内の文字や色味、Ideaやアイテムの見せ方をしっかりと考える必要があると感じました。
【三つ目は広告出稿までのスケジューリング】
Pinterestは広告の審査にかかる時間として以下のような案内をしています。
広告を作成すると、Pinterest は広告ガイドラインを遵守していることを確認するために、そのピンを審査します。広告審査プロセスには 24 時間ほどかかる場合があります。
「広告の審査 | ビジネス向け Pinterest ヘルプ」より引用
広告配信開始の約1日前までに広告を入稿しておくなどの対応が必要となります。要するに、配信開始したい日の当日にクリエイティブ入稿してもすぐ配信とはならないわけです。さらに、配信後にクリエイティブを変更する際にも都度同じ審査プロセスが走りますので、また24時間ほどかかります。
審査に時間を要するのは、優れたクリエイティブに溢れたSNSの景観を保つためのことだと思いますので、Pinteret広告を行う際には、広告出稿側でこの時間も加味して、配信までの準備にかかるスケジュールを組むことが大切です。
5. 最後に
フィッシュリップルでは新たなプラットフォームを常に探索し多種多様な選択肢をもちマーケティングや広告運用に悩んでいる企業様に提案、実行、実績のお手伝いをしたいと考えております。今の運用に悩みがある企業様やリブランドを考えている個人事業主様、是非フィッシュリップルにご相談ください。
記事を書いたのは

小津 彩乃
Planner / PR
フィッシュリップルで唯一のZ世代やってます。
米国の大学卒業後、不動産会社にて経営企画を担当しながら、ダブルワークで某有名テーマパークのアトラクションキャストとして勤務。その後、学生の頃に飲んだコーヒーが忘れられず、そのノウハウを知るためにスペシャリティコーヒーのカフェでのバリスタ業務を経て、フィッシュリップルに広報・マーケティングプランナーとしてジョイン。
見た目と性格からアウトドア派に見られがちだが、本当は基本インドア派でゲーム、映画鑑賞、ネットサーフィンが好きです。