目次
はじめに
突然ですが、TikTok(ティックトック)について皆さんはどれくらいご存知ですか?
「あの、みんな踊っているアプリ?」の印象が強い方も少なくないかもしれません。しかし、今TikTokはもう踊っているだけのアプリではないのです!
そこで今回は、今、個人も企業もユーザーが増え続け、かつ流行や社会現象をも引き起こすTikTokの基礎をわかりやすく解説していきます。今後自社のSNS運用に活かしていきたい、TikTokのことをもっと知りたい方は是非最後までご覧ください。
TikTokの概要
・歴史
TikTokは中国のByteDance社が運営するショート動画に特化したSNSです。2016年9月に中国でリリースされ、2017年10月に日本でリリースされました。2023年11月現在7年目になります。
・ユーザー層
TikTokは若い人が見ているものという印象が強い方も多いのではないでしょうか?
実はTikTokユーザーの平均年齢は36歳です。メインの利用層が10〜30代の若年層が多いことには変わりませんが、年々中年層や高齢層の利用も増えてきております。
投稿しているユーザーは若年層が多いですが、中年層、高齢層の投稿も多くなってきており、中年層の人気なクリエイターも増えてきております。
高年齢層の人気クリエイター:@watercolorbyshibasaki
・動画の長さ
投稿できる動画の長さは最大10分(2023年11月現在)になっています。
最初は15秒のみの投稿でしたが、その後の60秒、3分、10分と徐々に伸びていきました。
・動画の向き
これまで動画の向きはYoutubeなどの横画面が主流でしたが、TikTokではスマートフォンに対応した縦画面での動画が主流です。もちろん横向きでの動画の投稿も沢山あり、一概に横画面での投稿が悪いわけではありません。
・おすすめ機能とは
TikTokは基本的にAIがおすすめする動画をスワイプしながら見ていく仕様になっています。他にも検索機能や使用されている音源から別の動画を見る、フォローしているユーザーの動画を見るなどありますが、大半の視聴方法はおすすめされた動画を見る仕組みです。
動画にはコメント、いいねなどの反応ができ、そういった反応や様々な評価ポイントが良いとTikTok側に判断されると更におすすめに表示され、より沢山の人に動画が届いていくという仕組みになっています。
この仕組みからTikTokにはフォロワー数の多さ、認知度の有無に関わらず初心者でも何十万、何百万再生の動画を生み出すことが出来てしまう他のSNSにはない圧倒的な拡散力が強みがあります。
その拡散力の強さでTikTokはこれまで、様々なアーティストやインフルエンサー、商品やサービスを瞬く間に流行らせてきました。
これを「TikTokドリーム」と呼ぶ方もいます。
・投稿
投稿は誰でも簡単に出来ます。
編集が凝った動画ももちろん沢山ありますが、何も編集していないそこら辺の高校生がスマートフォンだけで撮ったような動画も沢山あります。
動画の編集のクオリティの高さも大事ですが、一番大事なのは動画そのものが面白いかどうかです。
■一般の方の投稿で“バズ”った事例
【曲・アーティスト】
青森ナイチンゲール:
地方アイドルの自己紹介楽曲。突如一般の若い男性達が「リズムが癖になる」と投稿をしたところ、瞬く間に広まり振り付けをしながら動画を投稿するユーザーが一気に増加した。
・どんな動画が投稿されてるの?
Tiktokと言えば踊っている動画が有名で、その印象が強い人も多いかもしれません。
しかし、現在は踊っている動画も勿論ありますが、正直それ以外の動画の方が圧倒的に多くなってきています。
投稿されている動画は主に下記のようなものがあります。
- ダンスや弾き語り、歌ってみたなどのパフォーマンス動画
- 化粧品やその他商品のレビュー動画
- テレビ番組やドラマ、YouTuberの切り抜き動画(公式もありますが、かなり無断転載が多いジャンルです)
- MAD(アニメ映像を継ぎ接ぎし作成された動画)
- ネタ動画
- ランキング形式の動画
- あるあるを集めた動画
- Vlog
- 主に海外で流行っている〇〇チャレンジ動画
- 解説動画
他にも様々なジャンルの動画が投稿されていますが、基本的にはこのようなジャンルの動画が多く投稿されています。
Tiktokにはどんな動画が投稿されている?(別記事、後日投稿予定)では更に細かく解説しておりますので、是非そちらもご覧ください。
どうして人気なの?
■AIによっておすすめされた動画が永遠に流れてくる
TikTokは過去のデータから、ユーザーがより興味関心のある動画をAIによって判別し、動画を表示し続けます。
犬や猫の動画を見ているユーザーにはペット関係の動画が沢山流れ、グルメについてよく見ているユーザーには様々な飲食店の紹介動画やレシピの動画が表示されます。
自分好みの動画が永遠に表示されるため、ユーザーを飽きさせないという強みがあります。
■視聴に終わりがない
TikTokはおすすめされる動画を永遠に見るという仕組みです。
他のSNSのフォローしているユーザーの投稿を見るInstagramやX(旧Twitter)とは違いTikTokには視聴に終わりがありません。(最近X(旧Twitter)にもおすすめされた投稿を永遠に流すおすすめという欄が設立されましたが、文字のコンテンツのためジャンルが変わってきます)
その結果、中々アプリを終わらせることが出来ず永遠に視聴を続けてしまうユーザーが多発しています。
■情報収集が出来る
先述の通り、TikTokはもう踊っているだけのアプリではありません。様々な商品のレビュー動画や人気の飲食店やお店の紹介動画、様々なインフルエンサーやクリエイターの動画で溢れています。好きなインフルエンサーの動画を見ることも勿論ですが、情報収集で利用するユーザーも多くなっております。
■簡単に動画の撮影・編集・加工が可能
専門的なスキルが不要で、スマートフォンで簡単に動画の撮影・編集・加工が出来るようになっています。
そのため、スマートフォン世代であるZ世代に広く利用されるようになりました。
ダンス動画も振り付けが難しいものではなく、誰でも少し練習すれば出来るような簡単なものがメインで、真似して踊るのには動画の編集技術は不要なため高校生などの若年層からとても人気です。
例:ファジーネーブル振り付け動画
最後に
いかがでしたでしょうか?
若者のイメージが最初は強かったかもしれませんが、TikTokは幅広い層に親しまれる一人一人のユーザーに合った柔軟な楽しみ方が出来るアプリというものでした。
TikTokから誕生する流行は今後もとめどなく出てくると思います。ユーザーとして楽しみながら、最先端の流行を見て自社や自分に活かしていけるといいですね。
まだダウンロードしていない方は、是非ダウンロードしてみてください。
以上、TikTok解説でした!
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新田 梨紗
フィッシュリップル株式会社
プランナー・SNSディレクター
ゲーム制作会社にてキャラクターのネーミング開発やガチャガチャアイテムの企画制作に従事したのち、自身が制作したものや好きだと思ったものをもっと広めていきたい思いからいフィッシュリップルにジョイン。Z世代を中心とした若者向けweb広告・SNS・YouTube・ショート動画を活用したプランニングを得意とする。
個人としては作詞作曲など音楽活動を行なっており、メジャーリリースをするなど精力的に活動中。
趣味は美味しい居酒屋巡り。中でも「せんべろ」巡り。しかし、お酒は全く強くない。